この記事で解決できる悩み
新NISAが話題だけど…どの金融機関にしたら良いの?
「最近話題の新NISAを始めたい!」けど、口座開設する金融機関で迷っている人向けに解説記事を作りました。
この記事を読めば、金融機関選びのポイントやSBI証券と楽天証券の細かな違いが分かり、失敗しない金融機関選びができます。
私は6年前から投資を始めました。
現在、夫婦でSBI証券と楽天証券でそれぞれNISAを活用していますので、実際の使い勝手も含めて解説します。
金融機関選びのポイント3選
ポイント3選
- 商品の豊富さ
投資銘柄が決まっている場合
→その銘柄が選べるか?
決まっていない場合
→取り扱い銘柄数が多いところが無難 - クレジットカード積立の可否
毎月のつみたてに便利
ポイントもお得 - 成長投資枠の活用しやすさ
取引手数料の安さ
1株から購入可能か?
商品ラインナップ(投資したい銘柄はあるか?)
商品ラインナップは、金融機関によって異なります。「口座開設したけど、買いたい銘柄がなかった…」という事態は、避けたいところ。
金融機関を選ぶ際、投資したい銘柄が決まっている場合は、その銘柄に投資できるかを必ずチェックしましょう!
例えば、大人気の「eMAXIS Slimシリーズ」はどの大手ネット証券でも購入可能ですが、「SBI・Vシリーズ」は楽天証券では買えません。
最近登場した「楽天・オルカン」は、楽天証券のみの取り扱いとなっています。
投資したい銘柄が決まっていない場合は、取り扱い銘柄数が多い金融機関を選ぶと、後々困ることが少ないでしょう。
つみたて投資枠 | 成長投資枠のうち、投資信託 | 個別株投資 | |
---|---|---|---|
大手ネット証券 (SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券) | 約220本 | 約980〜1160本 | ○ |
大手総合証券 (大和証券、野村證券、みずほ証券) | 約10本〜40本 | 約50〜400本 | ○ |
大手銀行 (三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行) | 数本〜20本程度 | 約50〜340本 | × |
クレジットカード積立の可否
主な決済方法は「銀行引き落とし」 で、金融機関によっては「クレジットカード決済」が選択できるところもあります。
クレジットカード積立を利用すると、銀行の残高不足により購入できない事態を回避でき、ポイントも貯められてお得。
クレカ積立ができる金融機関(一部)
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、大和コネクト証券、PayPay証券など
成長投資枠の活用しやすさ
つみたて投資枠で、低コストのインデックスファンドに投資を続けていると、物足りなさを感じて、次に日本や米国の高配当株投資を考える人も少なくないのではないでしょうか。
私もその一人です。
インデックス投資を軸に、米国ETFや日本の個別株投資を始めています。
その際は、成長投資枠を活用することになりますが、取引手数料が安く、1株から購入が可能な金融機関の方が、成長投資枠を活用しやすいです。
取引手数料の安さ
つみたて投資枠では、どの金融機関でも取引手数料はかかりませんが、成長投資枠の対象銘柄は、金融機関によって手数料がかかる場合があります。
SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、成長投資枠での投資信託の取引手数料に加え、株式の取引手数料も無料のところがあります。
一方で、大手総合証券の成長投資枠では取引手数料がかかりますが、ネット証券にはない対面相談によるサポートを受けられます。
1株から購入可能か
株式投資は、通常100株からの購入がとなっており、まとまった資金が必要になります。
一方で、単元未満株取引を利用すれば、1株から株式投資ができるので、まずは少額から始めたい人におすすめです。
1株から投資できる金融機関(一部)
SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券、マネックス証券、大和コネクト証券、auカブコム証券、、PayPay証券など
おすすめの証券会社4選
商品の豊富さ、クレカ積立の可否、成長投資枠での投資のしやすさの3点を考慮した上で、私がおすすめする証券会社は以下の4つです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
特に投資初心者には、人気No.1とNo.2の証券会社であるSBI証券と楽天証券がおすすめです。
この2社は、口座開設数トップ2の大手ネット証券であり、個人投資家に選ばれている理由があります。
人気があるため、スマホやPC操作などで不明点が出ても、ネットやSNSに情報が転がっていることもメリットです。
初心者におすすめのSBI証券と楽天証券を徹底比較
ここからは、SBI証券と楽天証券を徹底比較していきます。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
クレカでのポイント還元率:ノーマルカード | 0.5% | 0.5% |
クレカでのポイント還元率:ゴールドカード | 1.0% 年会費5,500円(年間100万円以上の利用で年会費永年無料) | 0.75% 年会費2,200円 |
ポイント投資 | 投資信託のみ | 投資信託、日本株、米国株 |
資産の取り崩し方法(NISA枠) | × | 定額・定率※ |
※定率取り崩し
自動で定率での取り崩しができ、FIRE界隈で有名な「4%ルール」の実行が可能。
「4%ルール」とは、毎年資産額の4%を取り崩せば、築いた資産は減りづらいというもの(米国トリニティ大学の研究)。
この2社は現在も顧客獲得に向けて、追いつけ追い越せと激しい競争を続けており、各社さまざまな改善を行っています。
実際に、現在はSBI証券にない「定率取り崩し」が今後は実装されそうです。
お客さまより多くのご要望をいただいている、投資信託の定率売却機能など、より利便性の高い機能を随時追加していきます。
株式会社SBI証券のプレスリリース 2023年12月15日
SBIと楽天、結局どっちが初心者におすすめなの?
このような疑問が出てくるかと思います。
以下では、どんな人にSBI証券または楽天証券が向いているかを解説します。
SBI証券がおすすめな人
✅幅広い投資がしたい人
✅手間をかけずポイントを獲得したい人
・三井住友カードNLゴールドで年間100万円以上の利用見込み
・投信保有ポイントの付与率を重視
楽天証券がおすすめな人
✅楽天経済圏を活用中の人(楽天市場や楽天カード、楽天モバイルなど)
✅スマホやPCでの画面操作が不安な人
✅将来、資産を定率・定額で取り崩ししたい人
金融機関を選ぶ前に理解する事
金融機関は年1回変更できる
ただし、金融機関の変更には時間と手間がかかるだけではなく、変更したい年に新NISAを一度でも利用していると変更できません。
そのため、できるだけ最初から後悔のない金融機関選びをしたいところ。
また、今後顧客獲得に向けた各社のさらなる改善を期待しつつも、改悪も起こりうると想定しておきましょう!
その都度、100点を目指して金融機関を変更していては、時間と手間がかかり疲れてしまいます。
このサイトでは、”家族との時間や育児などの大切な時間を守ること”を目的にしていますので、80点くらいを目指していきましょう!
金融機関選びの次にやる事
新NISA口座の開設
これまで解説してきたポイントに注目して、自分が納得できる証券会社を選べたら、早速新NISAの口座開設を行いましょう!
楽天証券を選んだ人は、口座開設方法に関する記事を参考にしてください。
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新NISA口座開設のやり方を図解で解説。楽天証券で投資をスタート!
2024/2/4 新NISA
この記事で解決できる悩み 新NISAの口座開設とは? 口座開設前にすべきことは? 楽天証券の口座の開設手順は? 口座開設が終わったらやることは? 2024年に始まった新NISAの準備はできていますか? ...
さいごに
今回の記事では、金融機関選びのポイントから、初心者にもおすすめの証券会社であるSBIと楽天証券について解説しました。
SBIと楽天証券は、投資商品の豊富さに加えて、各取引手数料も最安クラス、ついでにポイントももらえるおすすめの証券会社です。
この記事を読んで、金融機関を選べた人は、投資のスタート時点に立ったと言えますので、ぜひこの調子で口座開設し投資をスタートしましょう!
次回以降の記事でも、投資初心者の人が実際に投資を始められるように、役立つ情報を発信していきます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。